☆はみごのぼやき☆
〜Fantastic Fortune 2〜

★アクア編★

◆メインルート◆

これが彼女の「しあわせ」だったのでしょうか。

彼女が「しあわせ」であることを願った、彼女の片割れ“ブルー”。
そして、“人”を信じ続けた“アクア”。
彼らの道は、このまま並行に、しかし交わることはないのでしょうか。

結局、ブルーは、アクアの「しあわせ」を願い続ていただけだったのかもしれません。
彼の一連の行動も、アクアを思ってこそだったように思います。

アクアのEDエピソードの発言が好きです。
「ここは海に守られているから」  ―海、つまり、“ブルー”に。

何だかんだ言って、アクアも彼に甘えていたのかもしれません。
愛情と言うより、信頼と言った方が当てはまる気がします。

アクアは、何度も失敗して、何度も海に溶けて、再生を繰り返したようですが、 その間、いえ、再生を繰り返すたびに、彼女は何を思っていたのでしょうか。
彼女が海に溶けるたび、彼女は裏切られていたのでしょう。 裏切られて、傷ついて、そして再び「しあわせ」を探そうとしたのでしょうか。

それでも彼女は、絶望しなかったのですね。
自分が傷つきながら、それでも、「人」にチャンスを与え続けたのは、何故なのでしょうか。

人は時に愚かになります。
けれど、それだけが全てではないと、私は思いたいのです。
アクアは、確かに傷ついたのかもしれません。 それでも、諦めなかったのは、やはり、人の優しさにも触れたからなのではないでしょうか。
信じることは、時に、苦しいことなのかもしれません。

アクアは、海に溶けては再生を繰り返したようですが、エーベはどうだったのでしょう。 彼女は、かろうじて、まだ微かながら、「そこに存在する」という印象を受けました。 彼女もまた、苦しんでいたのでしょう。 可能性を信じて、そして彼女もまた、裏切られ続けてきたのかもしれません。

疑問だったのですが、どうしてブルーだけが成長していたのでしょうか。 やはり、アクアだけが、何度も海に溶けて「やり直した」からでしょうか。 アクアは常に、ブルーと約束したあの時に戻っていったということでしょうか。 彼女のリセット先は、その時だったと。

余談ですが、EDを見て、 彼女の面倒を見ているのは、やはりヨハンだったということに、笑みがこぼれました。



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