はみごのぼやき
幻想水滸伝 2

シリーズ二作目にして、最初にプレイしてしまった作品。

発売後、数年経ってから入手。

何故、一作目からやらないのか。…パッケージのイラストが、こちらの方が好みだっただけです。

始めから最後まで、何か、切ない気分がぬぐえない作品でした。 解るだけに苦しいというか、悲しい作品でした。

攻略本を読みながら進めました。最初から、攻略本を頼りにしていましたね。

主人公にもドラマがあり、108星のそれぞれにもまたドラマがあり、敵にもドラマがある。
過去があるから、今があって。明日に繋ぐ今があって。

ちなみに、この作品に手を出したのは、「水滸伝」の文字が入っていたからです。 「八犬伝」(原作)が好きなので、その元となったと言われる「水滸伝」にも興味があったからでした。
結構話題になったゲームで、記憶にあったというのも理由です。

ゲーマーの間では、バグが多いことで有名な作品のようです。…確かに、そう思うこともありました…。

制作者側の遊び心も魅力の一つだと思います。

一応、ベストではないのですが、EDまで漕ぎ着けています。珍しく。
予想はしていましたが、やはり、悲しいものが残りました。

プレイ中は、極力、人死にが出ないように、戦争も、戦闘も、気を配りました。

一つの紋章を分かつ、二人の少年、主人公の気持ちも、もう一人の少年の気持ちもわかる気がして、プレイ中、何度も苦しみました。

彼らの悲しいところは、自分の立場を知っていたことだと思うのです。 そして、それを放棄することができなかった、出来ないことを知っていたことだったのではないでしょうか。
勿論、彼らがその場を放棄したところで、争いが終結を見るわけではないでしょう。
時代の流れに乗ってしまった、その流れに後押しされる人たちは、歴史を見ても、さほど良い運命を辿ったわけではないような気がします。




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