アリス・イン・ワンダーランド
はみごのぼやき
アリス・イン・ワンダーランド

ハッハッハ…。
アリスみたいな人は、大成できなければ、ホント、生きにくい人になるよな…。

謎かけにも近い青いイモムシの言葉。

勝手に間違えられてもなぁ…。
失礼だよ…。

何人ものアリスを見てきたという白ウサギ。

視覚的にはやはり面白い作品だと思う。
思っていたよりも、画面も見やすかった。

全編を通して、アリス以上に、赤の女王が気になった。

コンプレックス、劣等感、思い込みもあったかもしれないし、彼女にも、問題がなかったとは思わない。
けれど、彼女の苦しみも分かる気がする。

「殺さず」の誓いを立てているという白の女王。
自分はなにものをも殺さず、人に、それを負わせるのはどうなんだろう…。
「殺さず」の誓いには、自軍にもそれを供する意味はないのか。
自分は「殺さず」と言いながら、殺すための準備をするわけだ。

どうしても、”姉”たる赤の女王の気持ちが分かるというか、思いが分かってしまうだけに、「白の女王」に対する評価が厳しくなる気がしていた。
厳しくはなっていないかもしれないが、盲目的に彼女を信じることはできない。

彼女が本当に、真実、すばらしい人なら、どうして、姉を救ってやらなかったのか、救えなかったのか。
救わなかったのなら、彼女だって、たいがい意地が悪いのではないだろうか。

戦い終わって、アリスは帰る。

結局、人は、あるべき場所へ帰ることになるのだろうか。
勿論、それは、単に「あるべき」場所であって、「望む」場所でも、「楽しい」場所でも、「充実感を得られる」場所でもない。
それらを、そこを、己がそうするしかないのだろう。

この先も、アリスは現実を戦い抜かねばならない。
思いの強さも必要だが、それだけではないこの世界で。

 

 

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