宣伝は成功した方だと思うほど、面白そうだと思っていました。 もっと、色々な妖怪について、その名称をいちいち出してほしかったです。 「小豆は体にいいんだよ byじいちゃん」という、不思議な主人公のお祖父ちゃんの言葉が、実は、キーワードになっていたという…。 最後まで見ないと、その仕掛けに気付かないというのは、作りの面白さでしょう。 「憎い」と“姫様”は言う。けれど、復讐をすれば、憎い人間と同じだから、自分は人を愛すのだと言う。 憎むのは、大変なことです。労力のいることです。 当事者は、命のやりとりを少しでも感じて、危機感を覚えているのに、ほとんどの妖怪たちが「お祭りだ」と集まってくる事の滑稽さと、実際、こんなものかもしれないという気もして、少し、虚しくなることもありました。 |