映像というか、視覚的に色遣いが特徴的な作品だと言えるのでしょう。 虚言と推測と真相を、「色」分けして見せる。
虚言、推測、そして真相を「語る」事で話は進んでいきます。 英雄の孤独な戦いを知るのは、その命を狙った暗殺者だったり、英雄の真の友とも呼べる人物は、かつて己の命を脅かした人物だったり、 「殺されてもいい」という思いと、「未だここで死ぬわけにはいかない」という思いが入り交じっていたように思いました。 結局、王の理解者は、失われてしまうのですが、何というのか…、語れぬ思いが残ります。 仇(かたき)を追うことで、仇討ちを掲げ生きることで、己を奮い立たせて当面を生きていくのも、一つの手段ではあると思うのです。
いつか、自分の行動に矛盾を感じた時、疑問を感じた時に、それまでの自分を否定することなく、次へ踏み出すことができればいいなぁ、と思います。 |