この作品は、どうも前評判が悪かったような記憶があったのですが、皆さんはどうでしょうか。 結果から言いますと、一見の価値がある作品だと思います。
人は、あんな理由で、他者の命を脅かしたり、不条理に奪ったり、弄んだりすることがあるのだと、私は、悲しいかな思っています。 憤ってください。そんな現実もあることに。
おぞましいと思うなら、腹立たしく思うなら、そうはならない自分であってください。そうありたいと私は思います。 前半に垣間見た場面が、後半のとある場面に繋がっていたり、ストーリー自体も面白かったと思います。
「死んではいけない」のです。 その通りです。その通りだと思います。
悲しいなぁ。 誰だって、戦います。色々なものと。
皆が正義で、皆が悪者。
憎しみの連鎖は、心も体も蝕む。 「みどり」さんも言っていましたが、私は、優しくない人など、そうはいないと思っています。 終わりの方で、少し出てきましたが、あれとは違う「今」も、存在した可能性はあったはずです。
願わくば、あなたに向けるものは、憎悪をこめた銃口ではなく、人として在るこの手でありたいと思うのです。 |