珍しく、劇場まで見に行った作品。 一目見て、まず思ったことは、「画面(背景)が綺麗」だということ。 ちなみに、アシタカの声を聞いて騒いだのも事実です…。すみません。 森を巡る考え方の相違…、こう言ってしまうと単純なのですが、様々な立場と考え方が交錯するが故に、複雑に絡み合った現状を引き起こしてしまう、そんな気がしてなりませんでした。 この作品は、皆さん自身で、見て、聞いて、感じ取って、考えるものなのだと思います。 私は、最初、最後にシシ神の森は蘇ったのだと思いました。しかし、それは違ったのだそうです。
蘇ったかのように見えた森は、この騒動以前の、シシ神が首を落とされる以前のそれとは、異なるものだというのです。 実は、私は、主題歌よりも、作中、アシタカがタタラ場の前を通る時に中から聞こえていた女たちの歌の方が気になっておりました。 テレビ放映でも何度か見ましたが、必ず涙が溢れてくる場面と台詞があります。 甲六は「シシ神は『花咲じじい』だったんだ」と言ったと思うのですが、私はこれを聞いて、「ああ、そうなのか」と思っていました。 |