何故だろうか、人物像が見えてこない。 自分の信じた道を貫くことの出来る人。 結構、他人のことを考える人で、口には出さずとも、周囲の人間の気持ちを酌み取って行動する人。 前半では、信乃のお守り役であったようだが、これは、この中で、信乃が最も危なっかしいと感じたからだろう。 後半は、大角と行動を共にするようだが、これは、大角にも危なっかしい面があるが、この二人の関係は、大人としての、組みやすいパートナー的関係だったと思う。 二人が組むことによって、互いの「静」と「動」の均衡がうまい具合に取れる、最良のパートナーといったところだろう。互いにフォローできる関係。 あまり執着心がないようなイメージを与えがちだが、全くないわけではない。一つのもの(一人の人)をとても大切にするタイプ。ただし、それが一つだけとは限らない。 どちらかというと、気付かれることなく相手を守るのではないだろうか。器用なんだか、不器用なんだか…。 敵を前に、仲間を先に行かせて、一人立ち向かい、目の前の敵を全滅させるが、自分も絶命しそうなタイプ。 手先は器用で、全体的に器用そうな印象があるが、己が信じた道を貫こうという辺りは、不器用だと思うが、如何なものだろう。 隣で寝てしまい、もたれかかってきたら、そのままにしておいてくれそう。布団を掛けてくれるかもしれない。 とりあえず、風邪をひくことがないように気をつけることはする。 自分で決めて、誰にも言わずに、さっさと行動してしまう気がする。さーっと何処かへ行って、何もなかったような顔でいつの間にか、帰って一行に加わっている。 |