G.SEEDを語る
はみごのぼやき

〜THE BRIDGE〜

Pale repetition


アウルは知っていたのではないかと思うのです。
自分が「知らない」ということを。

それでも、忘れてしまった、奪われた、隠されたその記憶の断片か、そのころの思いなのか、何かがあるから、彼の行動があるというか。

透明な、薄緑色の、浅い水の中で、漂い、揺れるようなイメージでしょうか。

奪われるたびに、奪われる中で、彼は何を思っていたのでしょうか。

彼を知る術は、わたしにはありませんが、それでも、この歌を聴いて、彼にもちゃんと、嬉しいとか、楽しいとか、幸福な時間があったのだと、思えるのです。