G.SEEDを語る
はみごのぼやき

〜THE BRIDGE〜

Precious Rose


やっぱり砂漠が背景に見える気がします。

キャラクターが歌うと言うよりは、カガリを歌った曲のように感じます。

今思えば、彼女はどうして、一人だったのでしょうか。
ラクスには、支援者が沢山いたような気がします。
二人とも、それぞれに辛い立場に、同じような立場にあるはずなのですが、どうしても、カガリは、一人でそこへ立つというイメージがあります。
だから「キラ」という存在があるのかな、と。

もちろん、まったくの一人だというわけではないのですが、なんでしょうね、ラクスには、「ラクス・クラインの」支持者がいたのに対して、カガリには「オーブの」、もしくはカガリの父親から託されたものを守る者が多かったように思えるからでしょうか。

強くあってほしいと思いますが、彼女に大きなものを託したくありません。
彼女にばかり押しつけたくはないと思いながら、彼女の力を必要としてしまう。
彼女には、次代を担ってほしいと思ってしまうのは、やはり酷なのでしょうね。
いずれ、嫌でもそのお鉢は回ってくるのでしょうから、今くらい、子供の時間を満喫してほしいと思ってしまうのもまた、勝手なのでしょう。

カガリは、信じる人、ということでしょうか。

泥にまみれながらもその気高さも美しさも汚されない、そんなイメージを与えられる曲でした。