アンディ
はみごのぼやき

アンドリュー・バルトフェルド


この人は、死んではいけないと、思いました。
死なせてはいけないと、思いました。

「いつ終わるのか」

この問いかけは、苦しかったです。

本当に、そうなのです。そうだと思います。
戦争に明確な終わりなど、あろうはずがないのです。
降伏すれば終わりますか。敗戦宣言をすれば、それで終わりですか。 敵を皆殺しにすれば、終わるのでしょうか。

「皆殺しに」と言いましたが、これは難しいことだと思います。
何処彼処で、それに繋がる者が生き残るものです。
こんな事は、不可能に近い。

彼には彼の思いがあり、掲げるものがあったのでしょう。
だからこそ、たとえ、相手を死なせたくなくても、戦場で対峙してしまった以上は、戦い抜かねばならなかったのかもしれません。
それが戦場で、戦争。
悲しいことだとは、思いませんか。