ザラ親父
はみごのぼやき

パトリック・ザラ


この人だけは、わからなかったです。

この人の考えだけは、共感し得ませんでした。 最後まで、わかりませんでした。クルーゼとも違う理由で戦っていたようですし。

ひとつだけ、初期段階で、おそらく、彼らが『時間がない』と言っていたことに関しては、想像できましたが。 ま、そのテの事柄に携わっていなくても、想像できると思います。遺伝子操作の弊害とでも言いましょうか。 『テロメア』なんて、専門的な問題も出ていましたけどね、本編では。

ちなみに、今回の功労者の一人は、このザラ議長を諫めようと意見した挙げ句、 銃弾に倒れつつも、この狂気を撃ち抜いた、名も知らぬ彼だと思っております。

あの時、ザラ議長が撃たれた後、皆が持ち場を離れたことに、その脆さ、虚しさを見て、やるせない気持ちになりました。 ここまで、ここまで、虚しいのかと。 こんなにも簡単に、命のやりとりをしている現場から人はその場を放棄できるのかと。

奥さんのことは愛していたのでしょうか。 アスランのことは、愛していたのでしょうか。ちょっと気になります。

この人に関してだけは、この人の正義も、悲しさも、わかりませんでした。