主人公(ですよね)。
この少年も、終始、きつかったです。
遺伝子操作された『コーディネーターと呼ばれる人種(と呼んでいいのかどうか疑問は残るが、ここでは論じない)の少年。 周囲は相反する存在として自らを『ナチュラル』と呼ぶ。
遺伝子操作を望んだのは、キラ本人ではないはずです。
それでも彼は責められるのでしょうか。責められなければならなかったのでしょうか。
この先、地球上で、現実となりかねない問題でしょう。
主人公として、戦いを放棄することはできない立場であり、 まあ、予想通りの選択肢を選ばざるを得ないわけですが、とにかく、辛そうな顔が浮かびます。 戦う事を始めとして、『コーディネーター』と『ナチュラル』という境界にも苦しまなければならなくて。 幼馴染みであるアスランとの対峙は、どれほど辛かったのでしょう。
しかし、これが現実なら、誰もが、陥るかもしれない状況であり、誰もが迫られるかもしれない選択なのかもしれないとも思っていました。
守りたい者、なくしたくないものの狭間で、彼は何を思っていたのでしょうか。